
全国各地をトレーラー・トラックなどの輸送・配送車が24時間365日走っていますが、多くは荷物を多く積み込めるように大型のボックス荷室が付いていて、それには輸送会社のロゴや会社のブランド名などが描かれ、自社会社の周知宣伝に使われています。現在大型・小型問わず配送車の荷室は大きな面積を持ちながら大した宣伝をせず、配送会社のPR程度に留まっているようです。これは大変に勿体ない話で、箱型の大きなスペースは走る看板として使え、その広告スペースは、契約によっては配送している商品などの宣伝に使うと配送費用・宣伝費用両方の収入が見込めます。輸送している製品の写真やイラスト、あるいは製造メーカーのブランド名などを配送車の荷室に描いておけば走る広告塔となり、全国の人々の目に留まり、必ずいいPR効果となります。
または配送商品とは全く関係なく宣伝広告社と契約し、この期間はこの電機メーカーの新製品の宣伝をすべく製品の写真を描き配送活動、この期間はこの不動産会社のロゴとブランド名を入れて配送活動などの内容で契約を結べば、配送費の他に宣伝費用が見込めます。問題になるのが、製品の写真やブランドロゴといったものを配送車の荷室ボックスのスペースにどうやって描くかですが、これは現在確立されたラッピング方法で簡単に解決可能です。写真などを印刷した特殊なフィルムを荷室に貼り付け、宣伝期間が終了したら剥がし、また新たな宣伝品が印刷されたフィルムを貼り付け、同様のことを行います。かつては塗料をペイントして行っていましたが、その方法だと塗り直しに時間がかかり、また塗装の乾燥時間を考慮しないといけませんのでコストと時間がかかりすぎていました。
印刷・フィルムコーティング・ラッピングなどの技術の飛躍的な向上により、現在これらの問題は一掃され、このラッピング方法は電車やバスが既に何年も前から導入し収益を上げています。
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